中井 雄平さん

【移住前の暮らし】
生物化学について学んだ大学時代
福岡のスタートアップ支援施設を手伝うように

兵庫県・姫路市で生まれて、今は26歳です。高校卒業まではずっとサッカーをやってました。大学で九州大学に行ったんですよ。物質化学工学科っていうめちゃめちゃ理系の学部で、研究をしてました。そのまま院に進んだんですが、段々と大学が面白くなくなってきて（笑）。院に入って１か月で休学を決めました。

その後は福岡市で年齢やポジションに関係なく様々な方が交わる「明星和楽」というコミュニティに関わるようになったんです。先輩が関わっていたので声をかけてもらって、コミュニティ運営や、イベントのサポートをやっていました。その繋がりもあって、友人から誘われた社会起業家育成プログラムに参加したんです。運営側で関わっていたんですが、京都で開かれた最終プレゼン大会で「海洋環境保護事業をやりたい」という面白そうな仲間と出会いました。

【移住のきっかけ】
面白い仲間たちやキーパーソンとの出会い
海洋環境の保護事業のために日南市へ

自分も生物化学を勉強していたこともあって、面白そうじゃん！てなって。「Green Fingers」というほぼ同世代の3人がいるチームに参加しました。それで、活動拠点どうしようってなったときに、サンゴと言えば沖縄か宮崎ってなったんです。ただ、沖縄はサンゴの研究が進んでる分、オフィシャルな立場がないと活動がなかなか難しい。それで宮崎にしようということになり、視察に行ってみることにしたんです。

それで、知り合いを通して、日南市で“マーケティング専門官”という肩書きで活動していた田鹿倫基さんを紹介してもらいました。初めて田鹿さんと会った時に「こういうことやろうと思ってるんです」て話したら、「面白そうだからやってみなよ！」って言ってくれたんです。日南市には、すでに同世代で起業している子もいたし、応援してくれる人もいると分かって、2019年の3月に移住しました。

【移住後の暮らし】
人とつながりながら暮らしを楽しむ
「地域にはたくさんの仕事があります」

家は日南市の移住コーディネーターに相談して決めました。北郷町というところに住みながら海水浴場などに通って活動を始めたんです。田鹿さんも、銀行や投資家を紹介してくださったり、飲みに連れて行ってくれたりと、いろいろとサポートしてくれました。

移住から約1年間はそのチームで活動していたのですが、いろんなお声がけをいただく中で個人でやりたいことも出てきたので、その事業からは抜けています。家も市街地の方に引っ越して、法人と個人の両方で仕事をしています。
仕事内容は一言で言い表しづらいのですが、、、、「何でも屋」みたいな感じです（笑）。日南市で地域おこし協力隊をやられていた方を中心に「合同会社ヤッチャ」を設立して、そこではwebメディアの運営やJAさんと一緒にECサイトの運営を行なったりしています。web周りのことを相談いただけることが多いです！また、田鹿さんやその他九州各地で活動するメンバーと「九州地域間連携推進機構」という株式会社も設立し、そこで請け負う仕事も多いんですよ。地域で活動しているメンバーが出資して作っているので、ありがたいことに相談事をいただく機会がたくさんあります。移住ドラフト会議というコントイベントもやってます（詳細はぜひ調べてみてください笑）。

その他個人ではweb制作や動画・アニメーション制作をやっています。よく「地域には仕事がない」って聞くのですが、そんなことはなくてたくさんあると思います！でもそれらの仕事が出来ているのは、最初にキーパーソン達につながることができたからかなと思います。